猫の名はプーチン~The silly alley cat's blog~

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【Reading】英語の品格 ロッシェル・カップ×大野和基 著

12年前、私は無謀にもシアトルに留学をしました。

といっても、大学に行くとかそういう留学ではなく、1年間語学学校に通って、日常の会話ができるようになることが目的でした。

当時の私は、すで社会に出て十数年が経ち、学校で習ったであろう英語の基礎もすっかり抜け落ち、とても会話が成立するレベルの英語力ではありませんでした。

なので、渡米後2か月はすべてプライベートレッスン、ホームステイ先のホストマザーのテリーさんとは、身振り手振りと筆談でのコミュニケーションとなり、ずいぶんご迷惑をおかけをすることになりました。

あの時、彼女には想像以上に大変な思いをさせてしまったので、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。 

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 (渡米時の英会話のレベルはたぶん彼女と同じぐらい) 

当時、英語が赤ちゃんレベルだった私は、あの1年で英語学習についての様々な体験をし、文化を学び、当時5歳だった、ルームメイト(2軒目の家の大家さん)のケリーの息子シーモアに帰国前には、"Your English is pretty good! " と言ってもらえる程度の語学力を手に入れたのです(笑)

f:id:annesea:20170923163634j:image (昨年の5月にシーモアと。。。大きくなりました) 

あれから12年、帰国後は英語を話す機会もほとんどなく、今も大した語学力ではないのですが、現在の目標は、敬語や年齢にふさわしい英語を少しでも話せるようになることです。

英語学習の本はかなり持っているのですが、敬語などで自分が使いたい、知りたい、ということがわかりやすくまとまっているものがなく、ネットでGoogle先生に翻訳しもらったり、英辞郎で例文を探して、ニュアンスが自分が思っているようなものを見つけて引用したりして学んでいます。

そんな私が、今回出会ったのが、こちらの英語の品格

英語の品格 (インターナショナル新書)

英語の品格 (インターナショナル新書)

 

 この本には、多くの日本人が誤解して使用している、ネイティヴが驚く非常識な英語が、単語から用法まで解りやすく纏められており、さらに、知識を得ることで、とても上品で美しい英語に代わる方法が例文とともに書かれています。

本の帯に「こんな本なかった!」と書かれていますが、まさにその通り!

読み終えてみると、「何十年もかけて手に入れたいと思っていた英語の心。この本に全部集約されていました。元々礼儀正しく心温かい日本人。この本はあなたや僕に合っています。」 という小林克也さんの言葉の意味がより心に響いてきました。

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そう、あのときこの本が出版されていたなら、私はもっともっと時間を有効に使うことができたのではないかと思います。

最近流行りのグロービッシュという考えも、全く会話に参加せず何もしないよりは、ずいぶんよいのかもしれませんし、3語で話すとか100語でという勉強法も、観光旅行程度の、いわゆるサバイバルイングリッシュならば、とっかかりとしてはよいのかもしれません。

とりあえず、話してみるという事は、大きなチャレンジではあります。

ただ、それがビジネスの場だったり、ネイティヴにかこまれて過ごすようになると話は別です。

私は、理解あるアメリカの友人知人のおかげで、様々な経験をすることができたのですが、やはり、その場でこの本に書かれているような知識があれば、もっともっとスムーズに会話を楽しむことができたのではないかと思います。

シアトルという土地柄(戦前は日本から移民の入り口)、日本文化に興味をお持ちの方も多く、周りの方々は、私の英語力が、かなり不足していることにも寛容だったので、困ったことがあっても、いろいろ助けてくださる方がいる、大変恵まれた環境だったのですが、ある時、友人のレストランのオーナーが「Manamiこの時はこう話した方がいいよ、大人なんだから・・・」とアドバイスをしてくださったことがありました。

つまり、ネイティヴが聞いて、これはいかがなものか。。という、表現を使っていたのでしょう。顔が真っ赤になったのを今でも思い出して苦笑してしまう思い出なのですが、この指摘は本当にためになりましたし、同じ場面で失敗を繰り返さくてよいようにという、親心のようなものだったと感じています。 

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 書評が思い出話になってしまったのですが、私は、母国語での語彙の数や言葉遣いや様々な知識量(歴史・政治・経済・文化etc.)が、他言語の学習でとても役立つと考えています。

この本は、英語の品格の話ではありますが、使われている日本語も美しく、英語学習者にとって必要なことが、言語だけではなく、文化、風習、考え方などの要点が簡潔にまとめられています。

私はまだ読んではいないのですが、ツイートの中に写っている、2冊の本を一緒に手に取ってみると、英語の品格との違いがわかって面白いかもしれません。 

ネイティブはたった100語で話している! (光文社知恵の森文庫)

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会話もメールも 英語は3語で伝わります

会話もメールも 英語は3語で伝わります

 

 

 私はツイッターでロシェル・カップさんをフォローさせていただいているのですが、ツイートでアメリカの今を知ることができたり、ビジネスや英語学習にも役立つものがとても多いので、いつも参考にさせて頂いています。

現時点で(9/26)すでに4刷りということで、やはり沢山の方々がこういう本が欲しかったという証拠だと思います。

アメリカ在住の友人にも勧めたいのでKindle版の 発売が待たれます。

 

★ロッシェル・カップさんの著書★ 

日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法

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  • 作者: ロッシェル・カップ,到津守男,スティーブ・マギー
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2017/07/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?

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[音声DL付]英語の交渉 直前7時間の技術 「しごとのミニマム英語」シリーズ

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反省しないアメリカ人をあつかう方法34 アルク はたらく×英語シリーズ

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★参考資料:シアトルの日本人の歴史★

 

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英語の品格 (インターナショナル新書)

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いつかできるから今日できる

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 明日(厳密にいえば今日)から短期のお仕事始まります。

日々精進!!

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