今年も読書週間が始まりましたね。といっても、私は年中何かしら読んでいるのですが(笑)
ジャンルは問わずに、その時々で目に付いたものを読むのですが、子供の頃はよくマンガも読みました。実家が喫茶店だったので、比較的簡単に両親が買ってくれたのもあるのですが、かなりの数の作品を読んだと思います。
社会人になってから、マンガを好んで読むことは少なくなったのですが、今回久しぶりにマンガが入った本を手に取ったのが中国人による反中共論。
私が、著者の孫さんの存在を知ったのはAmazonで中国関連の本を検索したとき、そして興味を持ったのは、フォローしている上念司さんのTwetterでした。(妙にretweetが多いのでw)
なぜ、中国関連の本を検索していたかというと、元はと言えばすべてSeattleでの海外生活に端を発しているのですが、各国の文化と思想に興味があるのです。
一応誤解のないように言っておきますが、私は決して嫌中(嫌韓)ではありません。友達もいるので、思想的なことを理解しておきたいという気持ちがとても強いのです。経験上、日本人的な感覚で物事をとらまえていると、予期せぬ状態に陥る事もあるので、おおよその国情報と歴史観や思想などのバックグラウンドを知っていれば対処もしやすいので、いろいろな方向から調べています。これは私のコミュニケーション方法の一つです。
というわけで、Twitterで時々質問やたわいのないこと(最近猫ネタ多い)を孫さんに向かって発信しているのですが、孫さんは丁寧に答えて下さいます。どちらかというと「中国人は。。。」というステレオタイプの方ではないのでしょう。返しも面白いので、ついついtweetしてしまいます。
孫さんの著書の中から最初の1冊にこの本を選んだのは、1番新しい本だからなのですが、漢族的視点で見た少数民族問題のところは特に目から鱗でした。
私は、正直差別を声高に叫ぶ人達が好きではありません。差別というものはどこにでもあります。もちろん好ましい事とは思ってはいません。ただ、弱者と言われる人達が差別を声高に叫びだしたとき、それは逆差別への道を進むことがあるのも事実です。
漢族の人達からみると、こういった側面もあるという事が率直に書かれていたのですが、引用されていた事例もわかり易く良い勉強になりました。
この件で、「言葉がわからないと思われると、漢族の人達は嘘をついたりぼったくりをするから注意が必要だよ。」と内モンゴル出身の友人が言っていたのを思い出したのですが、中国という国は方言レベルではなく地域で言語が違います。少数民族とは宗教感・文化・風習など様々な面が異なるので衝突も必至です。1国で治められる人口は約1億人だと聞いたことがありますが、そもそも収集がつくような人の数ではないのです。
歴史にしても日本では中国4000年の歴史と言いますが、中華人民共和国の建国は1949年なので、一般的に使われる中国とは、実は中国エリアの歴史なわけです。いくつもの国が栄枯盛衰を繰り返してきたのが中国なのです。
この本には、反日や中国共産党の事と共に移住願望が強い中国人・お金を信仰する中国人・詰め込み式教育の話なども書かれていて、メディアとは別の切り口で書かれているのでそれもまた興味深い物でした。
中国人の反日だけではなく、私たちは知らず知らずに思想誘導されています。メディア(特にTV)は言葉や映像に加え音楽での誘導も巧みです。それに、惑わされ踊らされぬよう、物事の本質を見る目を持てるようにと、改めて感じさせる1冊でした。
自分が招き猫とアピールしてる仕草です pic.twitter.com/c4ZYqwUvrh
— 孫向文 (@sun_koubun) 2015, 10月 29
炊飯器をペロペロしてなにをするつもりニャン pic.twitter.com/fyHKUZLlkL
— 孫向文 (@sun_koubun) 2015, 10月 29
★追記★
孫さんの本を読んで、やっぱり日本人は恵まれているんだなぁと改めて感じました。ほとんどの国にビザなしで入国できるパスポートを日本人というだけで簡単に与えられ、社会保障も充実していて(日本人的には不満らしい)、言論と表現の自由が世界一許され(気が付いていない)、美味しい物をお腹いっぱい食べることができて、きれいな水が出る豊かな水源をもちetc. 日本に生まれたことだけである意味勝ち組だと(世界の国からは羨ましがられている)言われている意味を、もう少し当の日本人が気がつけばいいのになと思うのでした。それでも、もし不満があるなら、一度国外で暮らしてみることをお勧めします。
31日目 あほうさん今日は帰りを玄関で待ってたくせに、
エサをあげようとしたら突然ダッシュで逃走した。。不思議な猫だまったく