この時、猫たちを見ながら、難民問題を考えたんです。
難民も、最初は可哀想だとかなんとか言いながら受け入れます。人道的だとかなんとか言いながら受け入れて、結構手厚く扱うのです。それが難民排出国に知れ渡るとドンドン受け入れてくれる国を目指す人が出てきます。そして、より手厚く扱ってくれる国を目指す訳です。これは、当たり前ですね。もし、私がその立場でも、きっとそうすると思います。そういう立場になれば、誰だってそうでしょう? 扱いはいい方がいいに決まってます。
ドイツではキリスト教の教会なんかで、手厚くケアされている様におっしゃっている方もおられましたが、果たしてどうなんでしょう? 彼らはイスラム教徒です。
私はリアルなヨーロッパを知りません。行ったことがある国は、ツアーで行ったイタリアのみなので良くわからないのですが、冬のヨーロッパはどう考えても寒いでしょう。教会などの施設ならまだしも、テントなんかだとどうなんでしょう?かなり寒いですよね?
強い風が吹くとテントは吹き飛ぶし(ドイツ)、テロの報復で難民キャンプが燃やされたり(フランス)、人道大国は人口の1割の難民流入でギブアップ(スウェーデン)ちょっとググれば様々な問題点が浮かび上がってきます。
そういえば、Twitterで流れてきたYoutubeのこの動画
Vluchtelingen ontevreden met opvang ministerie ...
英語わからない方には字幕ないのでわかりづらいでしょうが、簡単に言うと、シリア難民の人が「シリアに帰りたい」って言ってるんですね。
「戦時下でもシリアのほうがまし、ここに座ってるのは牢獄みたいだし、ここの政府はお金はくれるけど何にもすることがない。。。」なんて感じでしょうか。
いくら、お金を与えても、感謝の言葉ではなく不満を語る。これが現実です。
つまり、彼らが思い描いた生活ではないという事です。「じゃあ、帰れば」というコメントも目につきますが、ここで言いたかったのは、彼らは犬や猫じゃあないのです。人なんですね。受け入れてしまえば、責任は生じるんです。
私が野良猫たちの扱いに慎重になっているのは、一度飼ってしまったら責任を持たなければならないからなのですよ。命なのです、おもちゃじゃないんですね。
行きがかり上、通い猫としてあほうさんのみを認定している(ご近所にも言ってある)ので、私は彼女に関してはどうにかしようと思っています。
今日も、朝と晩ごはん時にやってきて、お勝手のドアのところで呼ぶので、やっと入ってくるようになった、キッチンの上り口のところで、エサをやりながら「いいかげんに、ちゃんと部屋に上がってみるきはないのか?」などとブツブツ言いながら、食べるのを見ていました。寒いので本当は上がりたいみたいなのですが、相変わらず用心深くて、それでもいつもより長く室内にいて、やっぱりどこかに行ってしまいました。彼女とはまだまだ長期戦になりそうです。
この寒空の下、報道はあまりされていないですが、難民キャンプではさまざまなことが起こっているようです。
日本も難民や移民受け入れの話をしていますが、他国の事例を参考に、人を受け入れるという責任を、しっかり考えて対応をしなければ、双方のためにならないという事をふまえて、政府には最良の決断をしてほしいと思います。