津山は城下町なので結構「和菓子」のおいしいお店があります。
全国的にみても結構レベルの高いお店もあるのですが、私が子供の頃から大好物だった「成田家さんの栗饅頭」は、2011年の5月に店主ご夫妻がご高齢ということと後継ぎをされる方がないということで、みんなに惜しまれながら閉店されてしまいました。
閉店が決まった後、注文が殺到して、最後になかなか購入できなくてあせった思い出もよみがえります。
成田家さんは津山市役所や衆楽園の近く。。って、我が家からも結構近いところにあったので、気軽に買いに行けるお店でした。
今でも検索すると、いくつかブログがヒットします。
この方のブログは、閉店間近のお話ですね↓
ほかにも
こちらは店構えもよくわかります。
とても、清潔にされていたのを、のれんを見て思い出しました。
今でも、最も食べたい幻の和菓子です。
そんな、後継ぎのなかった成田家さんですが、数年後、風の便りで蒜山のほうでお弟子さんが販売を始めた聞きました。
とっても嬉しかったのですが、蒜山。。県内だけどちょっと遠いので、いつか行きたいとは思っていたのですが、月日流れ。。。
長い間行くことも出来ずにおりました。
先週末に、いつも寺社巡りに連れて行ってくださるお姉様から「蒜山に紅葉を見に行こう!!」と言われて、頭に栗饅頭が浮かびました。
とはいえ、予約の電話もしていなかったので、現地で電話をして、販売しているのかを聞いてみると、販売はしているけれど、予約以外の残り個数が25個と言われたので、2人で10個ずつお願いして、申し訳程度に5個残しました。
本当は全部買おうかと思ったのは内緒ですww
ということで、一つ目の神社参拝の後に、湯船荘さんへ
湯船荘|蒜山の温泉・宿泊施設|真庭観光WEB https://t.co/eXh0CbOUcC
— Manami Ichi (@Manaming1) 2020年11月1日
玄関を開けると栗饅頭の写真と価格表がありました。
箱の見本もありました。
今回は、自家用なので簡易包装です。
栗のシールは昔のまんま。
プーチンさんも興味津々ですが、食べられませんねww
中はこんな感じです。
栗、丸ごと1つ入っているんです♪
昔懐かしの味を味わいながらいただきました。
美味しゅうございました(*^-^*)
ところで、プーチンさん。
なぜだか箱を抱えておりましたwwww
テレビを見ながらも箱を長い間放しませんでしたw
今日は、幻の成田家さんの栗饅頭の復刻バージジョンが食べられて嬉しかったので、閉店する時に、成田家の奥様に「よかったら使って(*^-^*)」と言って頂いた箱を出してきて一緒に並べてめでていました。
(当時、この箱を文房具入れにしている知り合いは結構いたんです)
こうすると、本当に成田家さんが今もあるように思われますが、湯船荘さんにお伺いしたのですが、奥様は3年程前にお亡くなりになったそうです。
ご主人はひたすら美味しい栗饅頭を作り、奥様は店頭でにこやかにテキパキ美しい包装をして下さっていたのを思い出してジーンとしてしまいました。
母と成田家の奥様は仲良くさせていただいていたのですが、閉店された2011年は3月の震災の後に、4月に母がクモ膜下出血で倒れて、5月に成田家さんが閉店されるときにそういえば、「私も病院に通っているのよ」とおっしゃっていたように思います。
それでも、あの時はまだ、見た目はお元気そうだったのに、わからないものですね。
幻の成田家の栗饅頭
栗工房ゆぶねさんはお取り寄せもできるようなので、また食べたくなったらお願いしようと思います。