先日、外国人の着物関連ツアーの御一行様がちんがらやさんで3代目のお話を聞きにこられるというので、微妙な英語力を持つアテクシにご連絡がありましてお手伝いをすることになりました。
外国人と言えば、4年前にシアトルから元ハウスメイトの息子、Seymourがやってきたときに、ちんがらやさんにも連れて行った思い出があります。
外国人といっても私の知っている人たちは、主にシアトルにいた時に知り合った人たちと、大阪で大学の留学生関連の仕事をしていた時に知り合ったアジア系。。今でも仲が良いのは内モンゴルの子と台湾の子なので偏りがありますが、今もまぁまぁグローバル?インターナショナル?に暮らしております。
ただ、外国人と一緒で、ガチで英語で話すのは、Seymourが来た4年前ぐらいで、日常では、ほぼほぼ使っておりませんゆえ「猫の手ぐらいで良いのなら(=^・^=)」とお引き受けした次第です。
この日、こられた方々は、アメリカ、イギリス、オーストラリアからの皆さんで16人。
男性はお一人だけの参加でした。
津山に来られるまで、いろんな染や織の職人さんのところを回って来られていて、興味のあるものは生地のようでしたが、こちらでは「4代続く呉服屋さんとは?」や「日本文化のハレとケのお話」など、あとは来られて方の興味事によってお話をすることになっていました。
ただ、初めてのことなので、どう進行していくのが良いかも課題になりました。
(ハレとケのお話をしている3代目)
正直、日本人でもよくわかっている人は少ない話だと思います。
これを、その場で訳すのはかなりハードルが高いと思います。
私は。。。できません。oshiete.goo.ne.jp
こういう話は、一度、話したいことをまとめて英訳しておくといいと思いました。
それから、今回は着付を代表でおひとり体験、ほかの方は着つけていく過程をご覧になっていたのですが、これはとても楽しそうでした。
参加者の方に「観光地で歩いているようなレンタル着物ではなく、ある程度の着物を着ることをできるところはあるのか?」と聞かれたのですが、津山では2年前まではあったんですよ。
古都小町さん
あそこは、絹の着物のレンタルがあったのです。。
それも、素敵な柄のんが。。
ご家族の都合で閉店されてしまったのですが、彼女が今も営業を続けてくれていたらなぁ~と、こういう話を聞いて思いました。
すこし年配の方になると、やはり絹の着物を着てみたいと思われたんじゃないでしょうか?
ただ、外国人の方になると、アンティークというより日本人の体格が良くなってきたころ昭和あたり古着の着物ぐらいじゃないとサイズが合わないとは思います。
ちんがらやさんのような呉服屋さんで、外国人のツアーのお客さんが店頭のものを買うとすれば、帯揚げとか小物類でかな?と思います。
日本人を楽しむ ちんがらや | https://t.co/O1ztTYYUOK #BASEec @BASEecより
— Manami Ichi (@Manaming1) 2022年11月18日
以前、シアトルの友人宅に帯揚げがあったので「どうしたのこれ?」と言ったら、「観光で大阪を歩いてるときに着物屋さんで見つけて綺麗だったから買ったの💕スカーフにしたりして使ってるよ(*^-^*)」と言っていたので、外国人らしい自由な発想だなと思いました。
今回は販売目的ではなく、外国人の方々に日本文化・着物文化を伝えるということでしたから、これは私の思った野暮な話です。
この日、私はツアーの皆さんの興味事を聞いたりして、社長に伝えたり、見たそうなものを用意したり、トイレのご案内をしたりしておりましたが、ツアー客の一部の方が興味を持たれたのは、家紋の話でした。
それは、黒留袖を見ていた時に、家紋を入れる位置に白い布がついているのが気になったらしく「この布な~に?」からスタートした会話たったのですが、
白布の位置に家紋を入れる、家紋とは、家紋の種類、着物の格と家紋の数、着物に家紋を入れるのはどうやるのか(書くのかプリントか刺繡か?)などなど話は膨らんでいきました。
こういう会話のふくらみ方は、シアトルでさんざんしごかれたので思い出しながら対応しましたが、欧米系のかたはガンガン突っ込んできます。
なので、ある程度想定問答ができないと。。固まりますが、今は翻訳アプリがかなり助けてくれます。
家紋の種類の話は、ちんがらやさんにあった家紋の本を題材に話しました。
私の英語はいわゆるサバイバル・イングリッシュ
とりあえず、聞いて、確認しながら伝えることを頑張る!!
が基本です。
今回、私が話したことがどの程度伝わったかはわかりませんが、どんな話に興味があるのかはザクっとつかめたので、次回があればとかていしてまとめておくのもいいかなと思っています。
あと、訳を聞いていて思ったのですが、外国人相手だと「これは日本では○○と言います。」はあったほうがいいかなと思います。
私は留学と言っても1年間の語学留学でレベルの低いところスタートでしたから、こういう些細なことは先生たちが教えてくれました。
「Manami、こういうのが些細なようで大事なのよ(*^-^*)」ってよく言われえていたのを思い出します。
選ばれし方、振袖を着てご満悦でした(*^-^*)
いい思い出ですよねぇ~
くじ引きか何かで決めたのかしら?
今回、ヘルプに呼んでいただいて、久々に英語を聞いて話してとても楽しかったです。
通訳の方が話されているのを聞いて、なんでtoiletっていうのかなぁ~?
って、もしや。。。と思ってググったら、イギリスとオーストラリアはtoilet使うんですね。
アメリカだと便器だからって笑われたんですが、お国が違うとtoiletでOK。
ただ、今回のように複合の場合はどっちがいいのかなぁ~と思ったりしました。
これも勉強です。
ちなみに、今回私にトイレを使いたいとおっしゃった方は、”restroom”を使われたのでアメリカの方だったのでしょう。
ここで、私のシアトルの思い出話を
この写真はシアトルのUW Medical Centeに飾ってあった絵です。
元ホストマザーの通院について行ったときに撮ったのですが、この時、異様に人がいなかったので予約だからかなぁ~と能転気に思っていたのですが。。エボラ騒ぎがあった時でした(~_~;)
シアトルはこういう日本や中国の絵がそこかしこにありました。
親日というか、移民の入り口だったからなのか、とにかく日本のことをよく聞かれました。
そのおかげで、聞かれても恥ずかしくないように、日本のことについてもっと知ろうと思うようにもなりました。
不思議なものです。
ということで、最後に行ったときは、着物を持って行って頑張って自分で着ました。
こちらは、椿柄の銘仙
こちらは、アメリカの国花のハナミズキとゆりの綸子
私が初めてシアトルで住んだ家ですが、庭には灯篭、室内にも屏風や広重の絵がありました。
もう、違う人が住んでいるのでこの家に行くことはないですが、最初のオーナーが和を取り入れて造った家だそうです。
さて、ちんがらやさんの話に戻ります。
11月20日にシーラ・クリフさんのトークショーがあります。
津山まで来てくださるとは!!
これはすごい(*^-^*)
私も参加予定ですが、こんな機会は都会と違ってなかなかありません。
楽しみです。
★シーラさんの本★
★プーチンさんの日常★