渡邉哲也氏の最近の著書は発売と同時に購入することにしているのだが、この本を手に取り読み終わってからも少し時間が経ってしまった。
実は、「パナマ文書」のレビューも書きかけていたのだが途中で止まっている。
理由は 。。。良書だからだ(笑)
世界の動きは激しいし、渡邉氏の新しい本が次々と発売されてくるので書くよりも読む方が追い付いていないのが実情だ、情けないが時間が取れていない。
ただ、渡邉氏のtweetとメルマガは毎日チェックさせていただいている。
それらを読むだけでも、金融の仕組みや世の中の時流を知るにはとても役立っている。
もちろん、妄信などはしていないし、いわゆる信者でもないので、渡邉氏のお話を元に自分でも色々調べてみると、とても勉強になるのだ。
基本的に、しっかりしたソースや裏付けがあるので話に整合性ないという事がない。
時には冷ややかに感じるほど冷静な物見をされているので、その点も信頼が置けると感じるところである。
金融の仕組みや法・制度に関わる事は感情移入して考えるものではないから、これに関しては、冷たいと感じられるぐらいシビアなほうが丁度いいのではないかと思う。
それが評論家として正しいと思うし、自分の感情をまじえて話す評論家やコメンテーターは、信用ができないし胡散臭いと感じることさえある。
特にTVに出ているコメンテーターと言われる人々は、いったいどんな基準で選ばれているのであろう? いくつかの番組をみていると、偏りすぎていて笑える。いや、笑えない。
コメントや著書など、特に、経済や社会情勢の話は時間が経過すると答えが出てしまうので以前のものをみてみると、どちらが正確な物見をされているかなんてすぐにわかってしまうのだ。例えば、紫の髪の。。。あw
物事というのは、同じものを見ても聞いても受け取り方は千差万別、立ち位置で180度意見が異なることも普通だと思う。
だから、そういうことをふまえて見る目を養えばいいのだ。
例えば、このところ話題の二重国籍など、今まで全く問題視されていなかったことが、ドンドン表面化してきているが、問題になっている彼女たちが、法制度の不備や穴があることを白日の下にさらしてくれたわけだ。
いわゆる、一般的な日本人はこういう話に疎い。かつて私もそうだったのだが、ネットがこれだけ発達していても国内から出ることがなければ、普段の生活には差しさわりはないし、単一民族意識が強いからということもあるだろうが、一概にそればかりではないように思う。
メディアもこういった問題はこれまでほとんどとりあげてこなかったから、なぜ二重国籍が問題のか?という事がわからないかたも多いことだろう。
いや、メディア関係者もはたしてどのくらいの知識があるのだろうか?と、ニュースをみながら思う。私たちは彼らを過大評価しすぎているのではないだろうか?
実際は、今まで二重国籍者がいることさえ知らなかったかたがほとんどだと思う。
私の場合、たまたまアメリカの語学学校のクラスメートがスペインとベネズエラ二重国籍だったので、当時、彼女が二つのパスポートとアメリカのグリーンカードを並べてみせてくれたことがあったので知っていただけだ。その時は正直かなり驚いた。10年程前の出来事である。
その後、彼女はアメリカで子供を出産し、現在もアメリカで暮らしている。
これはかなり珍しいケースなのだが、かなりややこしい国籍問題を抱えている人が身近にいるわけだ。
そしてもう一人、数年前にアメリカ人の友人がフランス国籍を取得した。彼女のご主人はフランス人で二人はアメリカで暮らしている。
と、彼女たちは日本との二重国籍者ではないのだが、話を聞いたり調べたりしているのでこの件に関してはちょっとした知識はある。。と、思っていたのだが、まだまだ知らないことも多く、今、非常に興味深く渡邉氏のtweetなどを拝見している。
国によって、法律は違うので、一概に二重国籍=悪ではないし、法に基づいては思っていないのだが、二重国籍が認められてる国でも問題はあるし、日本のように二重国籍を認めていない国では、かなり多くの問題が潜んでいる。とはいえ我が国では法相による催告・国籍剥奪は、一度たりとも行使されたことがない。
事実上は形骸化しているのである。
例えば、外国人の生活保護は憲法違反と最高裁で判決が出ているのに未だ支給されているのと同じなのである。
外国人も住民登録され国内居住者にはマイナンバーも付与されたのだから、実質的に手続きを行う市区町村の裁量で行うようなことはせず、きちんと国から指示を出して混乱が起こらないようにすれば良いのだ。
が、今までやってこなかったのはなぜなのだろう? できるようになった時点で、なぜやらないのだろうと素人は思うのである。
税などの「権利と義務」の話は、渡邉氏のtweetを見ているだけでかなり情報を得ることができるのだが、メルマガや本になると、もっと明確なので読者の理解度も数段上がるはずだ。
国家に属するということはどういうことか、国籍を変えるということがどういう意味を持つのか、国によって異なるのだし、たとえ、現在良好な関係を保っている国でも、未来はわからない。
時々、Twitterで渡邉氏に挑んでくる方がおられるのだが、双方の意見を傍観しているのはかなり楽しい。こんな考え方があるんだなぁ~と勉強なる。
どちらの意見が法的に正しいのか、ソースはどこからか、根拠はなになのか、そういったものを冷静に見ればおのずと答えはです。
根拠がなく感情論に走った段階で、つまり、そういうことなのだ。
実証できることをせずしてデマなどと批判して、質問すると回答がなく、別に私がされたわけではないが、ブロックする方(特に公人・議員)は何か不都合なことでもおありなのだろうと推測する。
人を批判する前に、まず自身が手本となり実証すればいい。ただそれだけのことなのだが、彼らはなぜかそれをしない。摩訶不思議である。
これは、本のレビューだったはずなのだが、前置きがかなり長くなってしまった。
この本の題名は『欧州崩壊 世界急変 「英EU離脱」で始まる金融大破局の連鎖』だ。
現在、欧州で起こっていることは、経済的にも社会的にも国益というものを考える上での縮図のように見える。
英国がEUを離脱することによって、金融基地はどうなるのか? ドイツの抱えるドイツ銀行の問題(CoCo債のことは渡邉氏の本なので初めて知った)VMの燃費偽装のリコール問題、そして収拾がつかなくなった難民問題やテロなど、まさに国際問題の見本市のような状態だ。
また、毎度の話ではあるが、中国・韓国の話は実に興味深い。
『なぜ、中国・韓国は世界で嫌われるのか』という項目に書かれていることは、年長のアメリカ人の友人から聞いたこととほぼ同じだ。彼らは群れていつしか自分たちの文化に沿った街をつくり、(ほとんどの)中国・韓国出身者は「郷に入れば郷に従う」「その土地になじんで暮らす」と言った考えがない。と文中にもあるのだが、たしかにその通りと言わざるをおえない。
もちろん、そうでない人もいるが、やはり少数派なだろう。
実はこのレビュー、1ヵ月前にほぼ書き上げていたのだが、諸事情あって書く手が止まってしまった。
原因は、自分の仕事に関係しているのだが、仕事が新しくなったのでもういいだろう。守秘義務に違反するようなことは書いていないし、さらにググれば出てくるような話しか書いていないから、もう余計な気を使わなくていい(笑)
二重国籍の話をかなり取り上げているのは、そのころ、その話でもちきりだったからでだ。本当に世の流れの速さに驚くばかりである。
もはや、内容が古く感じるが、二重国籍で書いた話はあえてそのままにしておくことにする。
このひと月の間に、米国の次期大統領がトランプ氏に決まり、欧州でもかなりの動きがあった。
米・トランプ大統領誕生で世界が再編される?(1)「日・米・印・英」同盟によって中国を包囲? | アサ芸プラス https://t.co/RnQaaKUUgV #アサ芸プラス
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016年11月27日
米・トランプ大統領誕生で世界が再編される?(2)来年のヨーロッパ選挙イヤーで地球が「3つに割れる」 | アサ芸プラス https://t.co/RUbHSdwZyi #アサ芸プラス
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016年11月29日
さて、トランプ氏 台湾 フィリピンとの関係強化と安全保障の協力関係を回復したわけで、第一列島戦は守られた。 ヒラリーだったら危なかったわけですから、良かったのでしょう。
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016年12月3日
トランプ氏 軍部との関係も良好であり、この部分でも古い共和党人脈がよみがえっています。 これまでも政権交代で大きく変化しましたが、今回の変化はそれ以上ですね。オバマ、ケリーがダメダメだったので振れ幅がものすごく大きい pic.twitter.com/ZGcTLBknsj
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016年12月3日
トランプ氏、中国を批判 南シナ海・為替操作:日本経済新聞 https://t.co/1z6C0D9x9Q
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016年12月5日
■ドイツで欧州委員会高官の娘が移民の手で殺害される https://t.co/Mhb9L1J0EV
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016年12月6日
日本でも日弁連副会長の人権派弁護士の方が、家族を殺され死刑廃止反対に転向された例がありますね。RT @kitahamafuruka1: 日本でも過去から現在に至るまで仰山殺されてますやん。 https://t.co/1mH17gUYNY
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2016年12月6日
QT:「この写真に写ってるリーダーのうちメルケル首相を除く全員が辞めたor辞めることが決まっている。撮られたのはたった6か月前のこと」 https://t.co/JJMB2yOkF7
— スウェーデン政治経済情報 (@sweden_social) 2016年12月5日
ところで、メルケル首相がこんなことを言い出した。
寛容なそぶりで、イスラム教徒の難民の大量流入を促進?したあとで、こんなこと言うなんて、正直、滑稽だ。センスを疑う。
日本人のように宗教に寛容な民族とちがい、イスラム教徒の信仰心は強い。
宗教を否定するようなことをすれば何が起こるか、火を見るよりも明らかではないのか?と思うのは私だけではないはずだ。
昨年の大みそかにおこった出来事は衝撃的だったが、最近おこった欧州委員会高官の娘が移民の手で殺害された話など氷山の一角なはすだし、メディアが伝えない話なんてきっと無数にあるはずだ。
異文化圏の人達を、一時の感情で大量に受け入れるということの意味を解っていなかった国の末路は。。。
ここから、我が国が学ばなければならないこと、同じ轍を踏まないように日本政府にはくれぐれもお願いしたいものである。
さて、私の手元には 11月に発売になった渡邉氏の著書があるのだが、まだ完読していない。
そして、Amazonで予約していた
第45代アメリカ大統領誕生 トランプ! ~世界が変わる日本が動く~
- 作者: 渡邉哲也
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
が、発送になったようで金曜日に届く予定だ。
さらに、
山口組分裂と国際金融: インサイダーが明かすヤクザとカネと世界経済の関係
- 作者: 猫組長,渡邉哲也
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2016/12/14
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
の発売日が近い。
予約開始がなぜだか早かった
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,296円
で、予約済みなのでこれも発送を待つばかりなのだが、まだまだ出版予定があるらしいので、ぼやぼやしてないで読む速度をあげなければいけない(笑)
先日、アメリカの友人、といっても16歳の男の子からメールが届いて「アメリカは次期大統領の件で大変だ!」というようなことが書いてあったのだが、シアトルは民主党支持層が強い地域なので、彼がそう言うのも理解できる。
ちなみにシアトル、
シアトル市のエド・マレー市長は、感謝祭の今日24日、シアトルが移民等を歓迎する「ウェルカミング・シティ」であることを再確認する市長令に署名。市民に向けたビデオメッセージを出しています。 https://t.co/X27uxwsGg0 https://t.co/vKoEpcPmka
— ジャングルシティ「シアトル情報」 (@junglecity) 2016年11月25日
数年前から、ブルカ姿の女性をよく見かけるようになった。
今春滞在したときも、あちこち工事中の街で作業員の人達見ていると、メキシコ系と思われる方々が多いように感じた。そして乗車したUberのドライバーさんの名前はイスラム系と、いろいろなものを目にしたのだが、「不法移民をウエルカム。。なんですか。。」そういうことだったんだとこの記事を読んで腑に落ちた。
不法移民問題は米国でもかなり根は深い。今後のトランプ氏の動向に目が離せない。
結局、本のレビューにならなかったが、
刊行されてから数か月、本に書かれていることの答えが出てきた。
流石だ!
次期大統領のトランプ氏を
第45代アメリカ大統領誕生 トランプ! ~世界が変わる日本が動く~
- 作者: 渡邉哲也
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米国大統領選から見えてきた2017年の世界情勢を徹底分析! (Amazonより引用)
◇第1章 トランプ大統領誕生の真実
◆第2章 トランプ外交で日米露が接近する
◇第3章 トランプショックの嘘とグローバル金融の崩壊
◆第4章 断末魔の中韓が日本を襲う
◇第5章 トランプ大統領で復活する日本
渡邉氏がどう分析されているのか、今から楽しみである。
★過去記事★
トランプさんについて、私もまだまだメディアバイパスに引っ掛かってますね
バイアスについて書いてます↓
我が方のプーチンさん(ぬこ)はまたまた逃亡中
お腹すいたら帰って来るでしょう(-_-;)