今夜、フジテレビ系でやっているフルタチさんで紹介された本。
きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」
- 作者: 長谷川眞理子,山岸俊男
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2016/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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観ながらtweetしたのが
#フルタチさん で話に出てきた本
— Manami Ichi (@Manaming1) 2017年2月12日
実は、私も「きずな」という言葉を安易に使いすぎるのは好きではないのです
きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」 長谷川 眞理子 https://t.co/NMnuPlE82i @amazonJPさんから
実は、本当にこの「キズナ」のインフレにへきえきしているのです。
もう、またかという感じで・・・
別に、絆があることが嫌いとかじゃなくって、3.11のあと、あまりに使われすぎてたので、耳障りになったんだと思います。
極端に言うと、「うるさい、もうわかった、ええ加減にせい」という感じです。
あまりにも、軽い。。。
もう少し、毒を吐くと、某局で毎日放送している震災の番組。
あれ、いつまでするんでしょうね?
阪神大震災の時は、被災地にいたので被災された方のお気持ちは少なからずわかるつもりです。
だからこそ、もう6年も経つのに毎日やることはないんじゃないかと思うんですね。
もうそろそろ、少しずつでも減らしていく時期なんじゃあないでしょうか?
もちろん、一気になくすのは、放送を心の頼りにされておられる方もあるかもしれないので、徐々にでもいいと思うのですが。。。
阪神の時は、関西地域でも、最初の1年は多かったものの、徐々に減っていって、5年も経つと、1.17の前後と、災害系の番組で時々だったと記憶しています。
私の知人で、気仙沼で被災された方がおられて、震災当初の一番もののそろわない時期にいくらかのものを送らせて頂いたりしたことはあったのですが、震災の1か月後に我が家も母がくも膜下出血で倒れてそれどころではなくなって、ちょっと疎遠になっていたのです。
今年久しぶりにその方から年賀状が届いたので、LINEで連絡してみたのですが、やはり「当時いろんな方からの支援があったことは忘れられない、本当にありがたかった。」というお話をして下さいました。
あちらも、いろいろあって疎遠になった方も多かったらしいのですが、久しぶりに年賀状で挨拶をしようと思われたそうです。
日本は災害大国なので、あの震災の後にも数々の災害がありましたし、規模が違うとおっしゃるかたもあると思いますが、被災された方のお気持ちは、あのような大規模災害ではなくても同じなんだと思います。(長期化している原発はちょっと意味が変ってきますけど)
私ね、絆なんて言葉に出して言うんじゃなくて、こうやって時々思い出して連絡を取るっていうのでも、ある意味「絆」の一つではないかと思うのですね。
だから、「キズナ」の安売りと、6年も経っても毎日悲しみの記憶をよみがえらせることはないと思うのです。
先日お米を譲っていただいた福島のフォロアーさんがコメントを付けて下さったのでここでご紹介させていただきますね。
被災地を走ってると(在住だから当然なんですがw)
— Lucifer (@japanage) 2017年2月12日
とにかく「絆」「きずな」「キズナ」とベタベタ
正直2年目くらいから食傷気味です
口に出さずとも目立たなくとも「助け合い」は暗黙の了解
被災者もボランティアも「お互いさま」の心が重要だと個人的には思います https://t.co/yEKRGzdOtU
被災地の方も、こういうお気持ちの方、結構多いのではないのでしょうか?
本来、大切な「絆」という言葉を多用しているためにインフレ状態を起こしている現状。
ハイパーインフレで無効化する前に、今より少し、簡単に使わないようになればいいと思います。
★過去記事★
明日、母が退院するのと父の検査があるので仕事お休みします。